給与計算事務担当者様へ、必見のコラムです。給与計算の基本から知識を深めましょう。
給与計算の基本の「キ」給与計算の「しくみ」給与控除の「しくみ」休日と労働時間の実務社会保険の手続き給与計算のポイント年末調整のポイント
給与計算の基本
給与計算・賞与計算では社会保険料や税金のことに関しても、知っておかなければならない、基本中の基本の知識があります。まずは、このSectionで基本の「キ」を習得しましょう。
- 第1号 あなたの給与計算実務知識はどれくらい? - あなたの給与計算実務知識はどれくらい?クイズ形式であなたの実務知識をチェックできますよ。
- 第2号 給与計算ってなんで必要なのか知ってますか? - こんなに単純な質問ですが、あなた、答えられますか?なぜ? 給与計算が必要なのか、その理由を今回はお答えします。
- 第3号 1年間で見た給与計算の事務作業は、こんな流れだ - 給与計算というのは会社の会計期間(4月~翌年3月など)とは違い1月~12月という暦年で処理を行います。今回は給与計算に関する年間の大きな流れを確認してみましょう。
- 第4号 給与から差し引かれる(控除)税金のお話し - 給与計算で給与から差し引かれる(控除)ものの一つに「税金」があります。給与明細の控除欄をみれば、給与から差し引かれているのが分かりますよね。今回は、そんな税金に関するお話しをします。
- 第5号 給与計算と税金関係の事務はこうだ! - 給与計算で税金と言えば「所得税」と「住民税」ですが、所得税などは従業員の家族構成などで控除される額が変わりますし、税金の総決算ともいえる年末調整などの毎月の給与計算事務のほかに税金関係の事務作業があります。
- 第6号 社会保険のしくみを知っておこう - 給与計算で税金の他に控除される「社会保険」。社会保険ってなに?という基本の部分や「強制適用」の範囲・条件などを知っておきましょう。
- 第7号 給与計算と社会保険事務の流れ - 給与計算で控除される「社会保険料」。ここではその社会保険に関係して発生する事務作業の概要部分を整理します。一年間を通して発生する社会保険事務の流れと意味を理解しておきましょう。
- 第8号 社会保険制度の概要を頭に入れておこう - 給与計算で控除される「社会保険料」。これは国の社会保険制度に基づいています。どういう制度でどのような条件でどのような人達が対象になるのか、その基本知識を解説します。
- 第9号 労働保険制度の概要を頭に入れておこう - 労働保険とは労働者災害補償保険(一般に「労災保険」といいます。)と雇用保険とを総称した言葉です。保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の納付等については一体のものとして取り扱われています。労働者(パートタイマー、アルバイト含む)を一人でも雇用していれば、業種・規模の如何を問わず労働保険の適用事業となり、事業主は成立(加入)手続を行い、労働保険料を納付しなければなりません(農林水産の一部の事業は除きます。
- 第10号 サラリーマン等と自営業者の保険制度のちがい - 日本人であれば、なんらかの公的な保険制度に加入することになります。自営業の場合は、労災保険的な保険制度と雇用保険的なものが無い為、一般的には○○生命保険とか○○損害保険でカバーしています。
給与明細書を眺めながら給与計算の「しくみ」を知ろう
給与計算の事務処理を習得するには、給与明細と照らし合わせながら、知識を深めていくのが効果的です。給与明細書を眺めながら、「しくみ」を理解していきましょう。
- 第11号 給与支払と法律の基本 - 給与の支払いには、法律上の様々な規制があることを知りましょう。
- 第12号 給与支払の原則(ルール) - 給与の支払いには、労働基準法でいう「賃金支払5原則」というのがあり一定のルールが定められています。今回はその「賃金支払5原則」にフォーカスします。
- 第13号 給与明細書の支給項目について知ろう - 給与明細を眺めて見ると、大きく「支給」「控除」「勤怠」の3つに分かれています。今回はこの中の「支給」欄にある支給項目について解説します。
- 第14号 労働時間と時間外労働の話 - 給与明細にもある「時間外手当」、これは労働時間と関係があることは明らかですが、割増賃金や時間外というのはどんな基準や法律で規制されているのだろう。
- 第15号 休憩時間には決まりがあるって知ってた? - みなさんが何気に取っている「お昼休み」。でも会社によって、1時間だったり45分だったりしますよね。なんで40分とか30分の会社は無いのでしょう?実は休憩時間にも決まりがあるんです。
- 第16号 休日についての規定とか種類の話 - みなさん休日は楽しみですよね。でも、休日と一口に言ってもいろいろあって、「法定休日」「所定休日」とは「振替休日」や「代休」なんて言葉があります。このあたりの規定や意味を今回は解説します。
- 第17号 時間外労働と休日労働の割増賃金の話 - 残業や休日出勤には、通常の賃金にプラスして割増賃金を支払わなければならないことが労働基準法で定まってるんです。では、その割増賃金ってのはどういう条件で、どうやって計算するんでしょう?
- 第18号 割増賃金の計算の話 - 時間外労働や休日労働に対しては、割増賃金の支払いが生じることはもう知っていますよね。では、実際の計算を、どの様に行うのかは知っていますか?
- 第19号 割増賃金の端数処理 – たった1円されど1円! - 給与計算で割増賃金の計算をしたとき、出てくる1円未満の端数金額。みなさんこの処理はどうしていますか?実はこの端数処理にも一定の基準が設けられているのです。
- 第20号 給与がもらえないって・・・の話 - みなさんは、労働の対価として給与をもらっているわけですから、当然、労働しなければ給与に影響が出ることくらいは分かっていますよね。でも、どういう場合に減給されたりするのか、どの程度、減給されるのかって意外に知らないものです。今回は、この当たりのお話しになります。
- 第21号 通勤費は原則、非課税なんですよの話 - 給与明細の手当項目の中には、課税対象とならない非課税の手当が存在するんです。なじみがあるのは通勤費ですね。ですが、この課税・非課税には一定の基準があったのを知ってましたか
給与から控除されるものの「しくみ」を知ろう
毎月の給与からは社会保険料や所得税・住民税をはじめとして色々なものが控除されています。控除項目の種類や制度について理解していきましょう。
- 第22号 控除項目に関する法律の知識 - 毎月の給与からは社会保険料や所得税・住民税をはじめとして色々なものが控除され、手取り額は総支給額の8割程度になってしまいますよね。働いた給与から強制的に差し引かれるわけですから、控除項目に関しては法律で厳格に規制されているんです。
- 第23号 社会保険の適用事業所と被保険者について - 社会保険って強制的に加入しなければならないというの、知ってましたか?。健康保険・介護保険・厚生年金保険これらの社会保険の適用について説明します。
- 第24号 社会保険の適用除外者とパート・アルバイト - 適用事業所で働いている人でも就労の形態によっては健康保険や厚生年金保険への加入の仕方が違ってきます。
- 第25号 被扶養者ってなんだ? - 健康保険には被扶養者という制度があります。被扶養者に該当すると保険料を負担することなく健康保険のサービスを受けることができるんです。この被扶養者について説明します。
- 第26号 社会保険料の控除について - 健康保険・介護保険・厚生年金保険の保険料は、非常に高額になっています。3つの保険料はいずれも給与(標準報酬月額)に保険料率を乗じて計算するわけですが、3つ合わせると、給与の13.5%程度の額にもなってしまいます。
- 第27号 保険料の算定基準となる標準報酬月額とは - 社会保険の保険料や保険給付額の算定に当たっては、事務処理を簡単にするために、あらかじめ一定の幅(等級)で区切った仮の報酬としての標準報酬月額を設定し、これに保険料率を乗じて得た額を保険料として徴収する仕組みになっています。標準報酬月額に関するお話しです。
- 第28号 所得税の控除について - 所得にかかる所得税は、1年間(1月位~12月)に受けた所得に対して課税されます。給料から控除される仕組みです。今回は、この所得税の控除について解説します。
- 第29号 住民税の控除について - 住民税は、市町村民税(特別区民税含む)と都道府県県民税(都民税含む)の総称で、それぞれ市区町村と都道府県に対して納付する税金です。
- 第30号 その他の控除について - 「給与は、一部または全部を控除することはできない」という労働基準法の原則があります。働いた分は全て払いなさいということで、控除できるものは、法律に規定がある場合(法定控除)か、労使協定による場合の2つになります。ここでは労使協定による控除について解説します。
休日と労働時間の実務知識を学ぼう
スタッフの休日や労働時間など勤怠管理にまつわる、勤怠項目についての制度や取扱について理解していきましょう。
- 第31号 勤怠項目の情報は? - 「勤怠」というのは「勤める」「怠ける」からきています。会社に出勤した日数や、休んでしまった日数、遅刻や早退した日数などの勤務内容が現れるところが給与明細の「勤怠項目」。この「勤怠項目」について解説します。
- 第32号 年次有給休暇ってどんなしくみなの? - 「年次有給休暇」(「有給」ってよく短く言いますね)というのは労働基準法という法律で規定されています。一定の条件を満たせば、労働者の権利として当然発生するものなんです。この「年次有給休暇」について解説します。
- 第33号 パートやアルバイトの年次有給休暇はどうなってるの? - 実は正社員として会社に勤めている人だけに「年次有給休暇」は与えられるものでは無いんです。パートさんやアルバイトの人達にも「年次有給休暇」は権利として認められています。パート・アルバイトさんの「年次有給休暇」について解説します。
- 第34号 こんな時はどうする?年次有給休暇の取り扱い - 今までに説明してきた「年次有給休暇」に関すること意外で、よく質問のある事項を解説しています。
- 第35号 女性の保護が目的の休暇があることを知っておこう - ここで解説している中には、必ずしも女性だけを対象にしている休暇だけでは無いですが、多くの場合、女性が利用することが多い休暇なども解説しています。
- 第36号 フレックスタイムだけが変動労働時間制じゃないのです - フレックスタイムという言葉は結構耳にしますが、これは「変動労働時間制」という制度の一つです。ここでは、実は4つある「変動労働時間制」について解説しています。
社会保険の届出と手続きについて知ろう
社会保険の届け出・手続きなどの知識と、実際の事務作業について、理解を深めましょう。
- 第37号 社会保険関係の事務の窓口を知っておこう! - 5つの保険関係における実際の事務は各担当の役所で行うことになります。近年ではインターネットの普及で電子申請が可能になっていますので、積極的に電子申請を活用しましょう。
- 第38号 社会保険への加入手続き 「新規適用届」 - 社会保険(厚生年金保険・健康保険・介護保険)については、一定の事業所は強制的に加入しなければなりません。強制適用事業所に該当する場合は、新規加入の届出をしなければなりませんので、この「新規適用届」をはじめとする手続きについて解説します。
- 第39号 労働保険の基礎知識を知っておこう! - 労働保険とは労働者災害補償保険(一般に「労災保険」といいます。)と雇用保険とを総称した言葉です。 保険給付は両保険制度で別個に行われていますが、保険料の納付等については一体のものとして取り扱われています。「労働保険」の基礎知識を解説します。
- 第40号 労働保険の加入手続きはどうすればいいの? - 労働保険への加入は基本的に事業開始の翌日から10日以内に行います。今回は、労災保険・雇用保険の加入手続きについて解説します。
- 第41号 労働保険料の申告や納付のしくみ - 労働保険への加入手続きと同時に、その年度分の労働保険料を申告・納付することになります。「概算保険料申告書」のことですが、この当たりのお話を、もう少し詳しく解説します。
給与計算実務のポイントを把握しよう
給与計算事務担当者が給与計算の実務で「あれ?」と引っかかる部分をポイントとして整理。ポイントを、しっかり押さえて理解を深めてください。
- 第42号 社会保険の「あれ?これはどうするんだろう?」を解説 - 実際に給与計算の実務を行っていくと、社会保険料の計算方法や手続きの仕方は勉強して分かっていたつもりでも、結構基本部分で分かっていなかったりします。よくある「?」についてピックアップしてみました。
- 第43号 雇用保険料の計算上の注意点と忘れてはならない「免除制度」 - 雇用保険料は、賃金及び賞与を支払う都度、支払額に応じた金額を給与から控除することになりますが、実際の算出方法と注意点、更に「免除制度」について解説します。
- 第44号 労働保険の年度更新と計算方法 - 労災保険と雇用保険の保険料(労働保険料)は、年度はじめに概算の保険料を計算して申告納付します。翌年度のはじめに前年度の保険料を確定して、概算で納めていた保険料と清算し、翌年度の概算の保険料を申告納付することになります。これを年度更新と言いますが、ここでは年度更新について解説します。
- 第45号 パート・アルバイトの所得税計算で日額表の丙欄を使う - パート・アルバイトに仕事をした日数や時間数によって給与を支払うことがありますよね。この場合、支払う一定の給与は日額表の丙欄を使って源泉徴収することになるんです。
- 第46号 9人以下の会社の所得税支払は納期の特例というのがある - 源泉徴収した所得税は、原則として給与などを実際に支払った月の翌月10日までに納めなければならないのですが、給与の支給人員数が9人以下の会社は、源泉徴収した所得税を、半年分まとめて納めることができる特例があるんです。
- 第47号 ボーナス(賞与)の計算と社会保険の手続き - ボーナスの支給額や支給基準は各会社の賃金規定などで規定されているのが普通ですが、ボーナスから控除される社会保険料や所得税はどのように計算するのでしょう。そして、ボーナスを支払ったら忘れてはならない社会保険の手続き事務があります。
- 第48号 昇給や降給したらする社会保険の手続き - 世間では4月の給与から昇給する会社が多いですが、このように給与が変動した時には、忘れてはならないのが標準報酬月額の見直しです。今までのままにしておくと、給与の額に見合わない保険料が徴収され続けることになります。
- 第49号 年に1回する標準報酬月額の見直し【定時決定】 - 社員が受ける給与は、昇給や降給、残業などによって毎月少しずつ変動します。社会保険では事務作業の効率化を図って、4月・5月・6月の給与をベースにして年1回すべての被保険者について標準報酬月額の見直しを行うことになっているんです。これを定時決定と言いますが、ここでは「定時決定の手続き」について解説します。
- 第50号 定時決定した社会保険料は、いつの給与計算から控除? - 7月に行った社会保険料の定時決定ですが、9月分の保険料から新しい標準報酬月額になります。この「9月分保険料」ってのがミソで、みなさん、よく混乱するみたいなので説明しておきます。
年末調整実務のポイントを把握しよう
毎年年末に行う年末調整。この計算でその年の税額が確定される給与計算事務では重要な一大イベントです。しっかりとした知識を習得して計算しましょう。
- 第51号 年末調整ってなんで必要なの? - 毎月の給与や賞与で所得税を計算して納付しているのに、なんで年末調整なんて必要なんだろう?年末調整の意味や、年末調整が必要な理由を解説します。
- 第52号 年末調整っていつやるの?どんな人が対象なの? - 年末に近づいてくると、どうしても気になるのが年末調整計算の事務処理ですよね。そもそも、「年末調整っていつやるものなんでしょう?」そして、「従業員全員を対象にやってしまって良いのでしょうか?」。そんな素朴な疑問にお答えします。
- 第53号 年末調整の準備「書類の配布と回収」 - 年末調整は各社員から提出してもらう申告書によって確認します。12月になってあわてないためにも早めに社員に申告書等の提出物を案内して11月の終わりまでには回収しましょう。年末調整の準備で配布する書類と回収について解説します。
- 第54号 年末調整が済んだあとの事務作業 - 年末調整が済んだら、個人別の「給与支払報告書(源泉徴収票)」を作成し、1月31日までに各市区町村や税務署に提出しなければなりません。これを手作業で行うと手間のかかる作業になりますので、給与計算ソフトを使って効率化しましょう。
給与支給に関わる「こんなときどうするの?」
給与計算事務をしていると、いろいろなケースやミスも発生します。よくある質問をチョイスして、掲載していきますので参考にしてください。
- ミスで過払いが発覚!翌月の給与で精算してもいいの? - 「ミスで過払いが発覚!翌月の給与で精算してもいいの?」という質問に回答しています。参考にしてください。
- 平成11年1月1日生まれの人が平成26年に16歳となるのはなぜ? - 「平成11年1月1日生まれの人が平成26年に16歳となるのはなぜ?」という質問に回答しています。法律上の定義を知ることが重要ですね。
- 賞与の源泉所得税計算ってどうやってやるの? - 賞与から控除する源泉所得税は「前月の給与の社会保険料控除後の金額」をベースに所得税率を決定し計算します。事例を基に解説していますので参考にしてください。
- 同じ月に2回、賞与を支給します。社会保険料の計算は? - 同月内に2回以上、賞与を支給する場合は、賞与の合計額から標準賞与額を算出して保険料を決定する必要があります。事例を基に解説していますので参考にしてください。
- 社会保険料って毎年上がっていくものなの? - 実は、平成29年まで毎年、保険料率が変更になることは平成16年の法律改正で決まっているんです。
- 徹夜で働いた場合の割増賃金ってどうなるんですか? - 「徹夜で働いた場合の割増賃金ってどうなるんですか?」という質問に回答しています。参考にしてください。