退職者には、退職後1カ月以内に「給与所得の源泉徴収票」を交付します。転職先の年末調整や本人の確定申告に必要となるためです。「給与所得の源泉徴収票」には、これまでに支給した給与等の支払金額と源泉徴収税額、社会保険料、退職日など必要事項のほかに摘要欄には「年調未済」を記入します。

退職した従業員への交付

交付書類

転職先の年末調整や本人の確定申告に必要となるため、退職後ではなく退職時に交付するのが望ましい。

給与所得の源泉徴収票(受給者交付用)

給与所得の源泉徴収票(退職者)

交付期限

退職後、1ヶ月以内 

※ 提出期限が土日祝日の場合は、土日祝日明けまで

税務署への提出(提出する必要がある従業員のみ)

年の途中で退職した場合や、災害に遭い源泉徴収の猶予を受けた従業員で、その年の給与等の金額が250万円を超える場合に提出する。(法人の役員の場合は50万円を超える場合に提出)

交付書類

給与所得の源泉徴収票(税務署提出用)

給与所得の源泉徴収票(退職者)税務署提出用

交付期限

翌年 1 月末日 

※翌年 1 月末日が土日祝日の場合は、土日祝日明けまで

従業員が退職した場合の実務

以下のボタンで次の実務や、前の実務の解説ページを確認できます。