遅刻・早退控除の計算方法を教えてください
遅刻・早退控除と労働基準法についての知識
遅刻・早退の給与計算については、欠勤時の給与計算と同様に、割増賃金の給与計算のように労働基準法で定められているわけではありません。就業規則などで定めて、それに基づいて計算します。詳しくは「欠勤控除の計算方法を教えてください」を参照。
遅刻・早退控除の計算方法
月給者の欠勤控除をする場合、以下のパターンが考えられます。
遅刻・早退控除の対象とする月の給与額/1年間の月平均所定労働時間数×遅刻・早退の時間数
- 「遅刻・早退控除の対象とる1ヶ月の給与額」
「基本給のみ」や「基本給+手当」など就業規則等で自由に定めることができます。 - 「1年間の月平均所定労働時間数」
( 365 - 年間休日数 ) × 1日の所定労働時間 / 12
端数処理
遅刻・早退控除の端数処理は、切り捨てとします。切り上げると、遅刻・早退でない時間の分まで控除してしまうことになり、ノーワーク・ノーペイの原則から外れてしまうからです。